看護師が医療ブログを書くときの注意点|守秘義務・根拠・経験談の書き方

給料・お金

こんにちは、ハクです。

看護師が副業でブログを始めると、多くの人が一度は「現場での経験を記事にしたい」と考えると思います。実際、それは大きな強みになります。ただ、医療という領域を扱う以上、普通の趣味ブログとは違う注意点がいくつもあります。

このブログでも、救急現場の話や看護師としての経験を記事にしていますが、書く前に必ず意識していることがあります。

ハクのプロフィール画像

この記事を書いた人

ハク救急・ICU看護師

救命救急センター勤務歴10年以上の現役ナース。認定看護師として院内教育・急変対応研修や学生への講義講師も担当。現場のリアルな経験をもとに記事を書いています。

この記事では、医療系ブログを書くうえで気をつけるべきポイントを、実際にブログ運営で意識していることをもとに、整理してお伝えします。

この記事でわかること

・医療・健康情報で信頼性が重要な理由
・守秘義務・個人情報保護で気をつけること
・医療情報を書くときの根拠と表現
・看護師としての経験談の書き方
・個人ブログで信頼性を積み上げる工夫

ハク
ハク

医療の記事は、経験談と一般的な情報を分けて書くことや、患者さんが特定されないようにすることが大切です。僕がブログを書くときに意識していることを、具体的に紹介していきますね。

医療・健康情報はYMYLにあたり、信頼性が特に重要

医療や健康に関する情報は、人の健康や安全に大きく影響する可能性があるため、GoogleがYMYL(Your Money or Your Life)と呼ぶ領域に含まれます。

だからといって、個人ブログだから不利だとか、特定の条件を満たせば順位が上がる、という単純な話ではないと僕は感じています。

大切なのは、読者が「誰が、どんな立場で書いているのか」を確認できることだと思います。

このブログでは、看護師としての実務経験に基づく内容と、一般的な統計データや制度の話を分けて書くようにしています。経験談は経験談として、根拠が必要な情報には出典を示す。

この区別を続けることが、読者にとっての信頼性につながると考えています。

守秘義務・個人情報保護の観点で気をつけること

現場のエピソードを記事にする際、最も気をつけているのが守秘義務と個人情報保護です。

看護師には、業務上知り得た人の秘密を正当な理由なく漏らしてはならない守秘義務があります。

ブログは不特定多数の人が読む可能性があるため、患者さんや勤務先が推測できる情報の扱いには、特に注意が必要です。

具体的には、次のようなことを意識しています。

・患者個人が推測できる情報は書かない
・氏名だけでなく、年齢・性別・時期・疾患・経過などの組み合わせにも注意する
・実際の症例をそのまま記事として再現しない
・記事に必要な学びや考え方は、一般化して伝える
・勤務先や地域など、施設を特定できる情報を安易に出さない
・実例ではない再構成例を使う場合は、実際の一症例ではないことが分かるようにする

情報を少し変えれば問題ない、というものではありません。どんなに読者の役に立つ内容でも、この配慮を怠らないことが、医療者としてブログを書くうえでの大前提だと思っています。

個人が特定されないように一般化する

医療情報は「断定を避ける」だけでなく、根拠と範囲を明確にする

医療情報を発信するときに意識しているのは、断定を避けることだけではなく、根拠と適用範囲を明確にすることです。

ガイドラインや公的機関、学会の資料などを使う場合は、出典を示すようにしています。また、一般的な医療情報と、自分の勤務先での運用は分けて書くことも意識しています。

自分の経験を書くときは、「僕の経験では」「勤務先では」など、どこまでの範囲の話なのかが伝わるようにしています。

一つの症例や自分の経験を、そのまま全員に当てはめて書かないことも大切だと考えています。治療や受診の判断を一律に断定せず、医療情報は更新されることもあるため、必要に応じて過去の記事内容も見直すようにしています。

症状や治療、受診判断に関わる内容では、必要に応じて医療機関への相談を案内するようにしています。

「一般的な医療情報=ガイドライン・公的機関・学会などの根拠」と、「自分の経験=僕の経験では・勤務先では」を区別する図

個人ブログでも信頼性を積み上げる工夫

大手医療メディアのような組織的な監修体制がなくても、個人ブログには個人ブログならではの信頼性の積み上げ方があると感じています。

それは、一般的な情報だけでなく、実際に現場で経験したことを、一般情報と区別して書くことです。僕自身、10年以上救急の現場で働く中で得た視点を加えることで、一般的な情報だけでは伝えにくい部分も記事にできると感じています。

具体的には、次のような点を意識しています。

・プロフィールで経歴や専門領域を明確にする
・経験談と一般情報を区別して書く
・実際に経験した範囲を超えて書かない
・一次情報として、現場ならではの視点を加える
・根拠が必要な情報には出典を示す
・過去に書いた記事も、必要に応じて内容を見直す

こうして経験談と一般情報を分けて書くことで、読者が情報の背景を判断しやすくなると考えています。

医療ブログを書くときの注意点だけでなく、看護師ブログをどのように収益につなげているかは、こちらの記事で詳しくまとめています。

【関連記事】看護師ブログを収益化する方法|アフィリエイト・物販と収益導線を実例で解説

プロフィール → 経験した範囲を書く → 根拠を示す → 記事を見直すという流れ

まとめ

看護師としての現場経験は、ブログを書くうえで強い一次情報になります。ただ、医療情報を扱う以上、守秘義務、個人情報、根拠、適用範囲を意識する必要があります。

経験談は経験談として、一般的な医療情報は根拠を示しながら書く。この区別を続けることが、読者にとって信頼できる記事につながると思っています。

ブログを副業として始める話については、こちらの記事でも紹介しています。

【関連記事】看護師がブログ副業を始める方法|実際にやって分かったメリットと現実

ハク
ハク

僕も看護師として記事を書く以上、「これは自分の経験なのか」「一般的な医療情報なのか」を分けて書くことを意識しています。これからも実際に経験したことと、根拠のある情報を区別しながら、正直に更新していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました