こんにちは、ハクです。
「聴診器って結局どれを買えばいいの?」「先輩はみんなリットマンだけど、種類が多すぎてわからない…」
聴診器は看護師が最初に買う「自分の道具」なのに、値段は数千円から4万円超まで幅があって迷いますよね。
この記事では、私が救急・ICUで実際に使ってきたリットマンの3モデルを比較して、あなたに合う1本を選べるようにします。
聴診器選びの3つのポイント・リットマン3モデルの比較・部署別の選び方・よくある質問
結論:迷ったらリットマン クラシックIII
先に結論です。迷ったらクラシックIIIを選べば失敗しません。
- 副雑音の聴き分けに十分な性能
- 病棟でもICUでも通用する
- 10年近く使える耐久性で、1日あたりのコストは数円
「まずは安いので…」と数千円の聴診器を買って、結局聴こえに不満が出てリットマンに買い直す——これが一番もったいないパターンです。
ここから、選び方のポイントと3モデルの違いを説明します。
看護師の聴診器選び|3つのポイント
① 音の聴こえやすさ(集音性能)
一番大事なのはここです。安価な聴診器と比べると、リットマンは副雑音の細かい音(捻髪音のパチパチなど)の聴こえ方が違います。
聴診が苦手な人ほど、良い聴診器を使うべきです。道具のせいで聴こえないのか、自分の技術の問題なのかを切り分けられるからです。
② 重さと携帯性
聴診器は勤務中ずっと首にかけるか、ポケットに入れて持ち歩く道具です。高性能モデルほどチェストピースが重くなるので、自分の働き方に合うバランスを選びます。
③ 価格と使用年数
リットマンは適切に使えば5〜10年使えます。2万円のモデルを7年使えば1日あたり約8円。消耗品ではなく「投資」として考えるのがおすすめです。
リットマン3モデル比較表
私が実際に使ったことのある3モデルです。
| モデル | 価格帯の目安 | 重さ(チェストピース) | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ライトウェイトII S.E. | 約7,000〜9,000円 | 軽い | 血圧測定向きの楕円型・入門モデル | 学生・血圧測定がメインの人 |
| クラシックIII | 約17,000〜20,000円 | 標準 | 性能と価格のバランス最良・定番 | 迷っているすべての看護師 |
| カーディオロジーIV | 約35,000〜45,000円 | やや重い | 集音性能が最高クラス | ICU・救急・微細な音を聴き分けたい人 |
※価格は変動するため購入時にご確認ください
各モデルのレビュー
ライトウェイトII S.E.|まず1本目の入門機
リットマンの中で一番手に取りやすいモデルです。チェストピースが楕円形で、マンシェットの下に差し込みやすく血圧測定がしやすいのが特徴です。
私も、新人の時に購入したものです!まだまだお金がない社会人1年目にとって、何万円も出せない時に、ちょうどよい価格でしっかり使える聴診器だと思います。仕事上何も困ることなく業務をこなすことができていたので、あまりお金をかけたくないけど、それなりにカッコ良いものを買うならライトウェイトII S.E.になると思います。
- 看護学生・実習用
- 血圧測定と基本的な聴診がメインの部署
- まず予算を抑えたい人
クラシックIII|迷ったらコレ。性能と価格のベストバランス
看護師のリットマンで一番選ばれている定番モデルです。大小2つの面があり、成人も小児も対応できます。
業務に慣れてくると、少しずつ勉強が楽しくなり、呼吸音の違いなど分かるようになります。やはり、安めの聴診器は聞き辛さがあるので、しっかりと音を聞きたくて、3年目の時に購入しました。音の聞こえ方は抜群で、聞くことが楽しくなります。ベル型での心臓の弁の音などもしっかりわかるので、聴診を極めていきたい方にはお勧めします。
- 1〜3年目でちゃんとした1本が欲しい人
- 病棟・外来・救急まで、部署を問わず使いたい人
- 聴診のスキルを伸ばしたい人
カーディオロジーIV|ICU・救急で使うなら
リットマンの上位モデルで、集音性能は段違いです。低い音から高い音まで拾えるので、心音の微細な変化や弱い副雑音も聴き取りやすくなります。
ICUやERで勤務するようになり、認定看護師を目指すようになった時に購入しました。値段は高いですが、高音や低音の聞こえ方が段違いです。正確な聴診をしたい方や、循環器病棟などの勤務で極めたい人にも使ってほしい聴診器です。
- ICU・救急・循環器で働く人
- 心音・肺音を深く聴き分けたい人
- 長く使う前提で最初から良いものを選びたい人
部署別の選び方
- 看護学生・実習:ライトウェイトII S.E.で十分。就職してから買い替えでOK
- 一般病棟・外来:クラシックIIIが最適解。オーバースペックにも物足りなさにもならない
- ICU・救急・循環器:カーディオロジーIVを推します。音の情報量が武器になる部署です
- 訪問看護:軽さ重視ならクラシックIII。移動が多いのでケースも用意すると安心
よくある質問
Q. 何年くらい使えますか? A. 適切に使えば5〜10年使えます。チューブの硬化やダイヤフラムの劣化はパーツ交換で対応できます。首にかけっぱなしだとチューブが皮脂で劣化しやすいので注意です。
Q. カラーはどう選べばいい? A. 好きな色でOKですが、職場で他の人と被ると取り違えが起きます。刻印サービス(名入れ)を使うか、少し珍しい色を選ぶのがおすすめです。
Q. 高い聴診器を使えば聴診が上手くなりますか? A. 道具だけでは上手くなりませんが、「聴こえない原因が道具なのか技術なのか」を切り分けられるのは大きいです。良い聴診器+数を聴く練習がセットです。
副雑音の聴き分け方は別記事で図解しています。聴診器を手に入れたらこちらもどうぞ。
まとめ|聴診器は「投資」で選ぶ
- 迷ったらクラシックIII。性能・価格・耐久性のバランスが最良
- 予算を抑えるならライトウェイトII S.E.、ICU・救急ならカーディオロジーIV
- 数千円の聴診器を買い直すより、最初からリットマンの方が結果的に安い
聴診器は毎日使う相棒です。良い1本を選んで、患者さんの音をたくさん聴いていきましょう。

私も最初は「聴診器なんてどれも同じでしょ」と思っていました。でも道具を変えると聴こえる世界が変わります。長く使うものだからこそ、納得の1本を選んでください。



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