救急外来に来てはいけないケース【ER看護師が正直に言います】 |

救急外来に来てはいけないケース【ER看護師が正直に言います】

救急現場のリアル

こんにちは、ハクです。

少し刺激的なタイトルをつけましたが、批判したいわけではありません。救急外来で10年以上働いてきて、「もう少し早く来てくれれば」と思う場面も、「これは来なくてよかったのに」と感じる場面も、両方たくさん経験してきました。

この記事では、現役ER看護師の立場から、救急外来の正しい使い方を正直にお伝えします。

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この記事を書いた人

ハク救急・ICU看護師

救命救急センター勤務歴10年以上の現役ナース。認定看護師として院内教育・急変対応研修や学生への講義講師も担当。現場のリアルな経験をもとに記事を書いています。

この記事でわかること

救急外来に向いていないケース・本当に来てほしいケース・迷ったときの判断基準

ハク
ハク

「救急に行くべきか迷う」という経験、誰にでもあると思います。この記事がその判断の参考になれば嬉しいです。

結論:救急外来は「今すぐ命に関わる可能性がある」場所のためにある

救急外来は24時間365日、重症患者の対応をするための場所です。

軽症の患者さんが増えると、本当に緊急を要する患者さんへの対応が遅れます。これは医療者だけの問題ではなく、救急を必要としている患者さん全員に影響することです。

「救急外来に来てはいけない」というより、「救急外来じゃなくても対応できるケースがある」というのが正確な表現です。

救急外来に向いていないケース

数日前から続いている症状

「3日前から熱がある」「1週間前から腰が痛い」という場合、救急外来よりも翌日の一般外来やクリニックで診てもらうほうが適切です。

救急外来は急性期の対応に特化しており、慢性的な経過をたどっている症状の精査は得意ではありません。かかりつけ医や専門外来のほうが、丁寧に診てもらえます。

かかりつけの薬が切れた

「いつも飲んでいる薬がなくなった」という理由での受診は、救急外来には向いていません。

夜間や休日であれば、翌朝のクリニック受診か、かかりつけ医への連絡が先です。処方箋が必要な薬は、救急外来でも対応できないケースがあります。

健康診断の結果が気になる

「先日の健診で引っかかった」という場合は、紹介状を持って専門外来を受診するのが正しい流れです。救急外来で精密検査を依頼することはできません。

軽い切り傷・擦り傷

出血が止まっている、深くない傷であれば、翌日の外科やクリニック受診で十分です。市販の創傷被覆材で対応できることも多いです。

本当に救急外来に来てほしいケース

逆に、こういうときは迷わず来てください。

・突然の激しい頭痛(今まで経験したことがないレベル)

・胸の痛みや圧迫感

・呼吸が苦しい

・顔や手足の麻痺

・ろれつが回らない

・意識がぼんやりしている

・高熱+意識の変容

・大量出血が止まらない

・子どもがぐったりして反応が鈍い

「いつもと違う」「なんかおかしい」という感覚は大事にしてください。特に上に挙げたような症状は、時間が命取りになることがあります。

迷ったときの判断基準

迷ったときは「#7119(救急安心センター)」に電話してください。

看護師や医師が電話で症状を聞いて、救急受診が必要かどうかを判断してくれます。24時間対応している地域がほとんどです(一部地域を除く)。

また、子どもの場合は「#8000(子ども医療でんわ相談)」も活用できます。夜間に子どもの症状で迷ったとき、専門家に相談できます。

「行くべきかどうか迷う」レベルであれば、まずこの番号に電話するのが一番確実です。

まとめ

・救急外来は「今すぐ命に関わる可能性がある」場合のための場所

・数日前からの症状、薬切れ、健診結果の確認は一般外来へ

・突然の激しい症状、意識の変化、呼吸困難は迷わず救急へ

・迷ったときは#7119(救急安心センター)に電話する

救急外来を正しく使うことは、本当に緊急を要する人を守ることにつながります。この記事が、いざというときの判断の一助になれば嬉しいです。

ハク
ハク

救急の現場では、「もっと早く来てくれれば」と思うケースも正直あります。症状に不安があるときは、迷わず#7119に電話してみてください。

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