こんにちは、ハクです。
「辞めたいけど、こんな理由で辞めるのは自分だけ?」
そう感じていませんか。結論からお伝えすると、あなたが抱えている悩みは、多くの看護師が同じように抱えているものです。
この記事では、看護師の退職理由を、公的なデータと、僕が現場で見てきたリアルの両方からまとめました。新人の退職理由、年代別の傾向、そして「自分はどうすべきか」を考えるヒントまでお伝えします。
一人で抱え込まず、まずは「みんなも同じなんだ」と知ることから始めてみてください。
・看護師の主な退職理由(データで見る傾向)
・新人看護師が辞める理由
・年代別の退職理由の違い
・退職理由から考える、次の一歩

退職理由に「みんなと同じか」を気にする必要はありません。大事なのは、あなた自身が何にいちばんつらさを感じているか。今日はそれを見つけるための材料をお渡しします。
結論:退職理由は「人間関係・労働負担・ライフイベント」が三本柱
看護師の退職理由は、調査の母集団や年代によって多少変わりますが、大きく分けると次の3つが中心です。
・職場の人間関係
・夜勤や残業などの労働負担
・結婚・出産・育児・介護などのライフイベント
そして現場の実感としては、退職に至る人の多くが、これらの「どれか1つ」ではなく「複数が重なって」限界を迎えています。人間関係に疲れているところに夜勤がきつくなり、さらに家庭の事情が重なって、ある日ふっと「もう無理だ」となる。これがリアルです。
看護師の主な退職理由
まず、一般的によく挙げられる退職理由を整理します。
職場の人間関係
先輩・同僚との関係、医師とのやりとり、チーム内の空気。人間関係は、どの年代でも退職理由の上位に入り続ける大きな要因です。
夜勤・長時間労働の負担
夜勤の多さ、残業、休みの取りにくさ。体力的な負担が積み重なると、家庭との両立や体調面にすぐ響き、離職の引き金になりやすいです。
ライフイベントによる変化
結婚、出産、育児、介護。生活が変われば、これまでの働き方が合わなくなります。前向きな理由での退職も、ここに含まれます。
給与・待遇への不満
責任の重さや業務量に対して、給与が見合わないと感じるケースです。これも転職を後押しする要因になります。
心身の健康問題・責任の重さ
医療事故への不安、責任の重圧、そして自分自身の体調。命に関わる仕事だからこそ、精神的な負担は想像以上に大きいものです。
新人看護師が辞める理由はデータで見ると少し違う
ここで注目したいのが、新人看護師の退職理由です。実は、ベテランとは少し傾向が違います。
日本看護協会の調査によると、新卒で年度内に退職した看護師の主な退職理由(看護管理者が考えるもの・複数回答)は、精神的な健康上の理由が最も多く、次いで「看護職員としての適性への不安」「看護実践能力への不安」が続きます。人間関係はその次に挙がってきます。
つまり、新人が辞める背景には、人間関係よりもまず「自分はこの仕事に向いているのか」「ちゃんとできているのか」という不安と、それによる精神的な疲弊があるということです。
これは、僕が現場で見てきた新人たちの姿とも一致します。できない自分を責めて、追い詰められて、心身のバランスを崩していく。決して人間関係だけが原因ではないのです。
もし今あなたが新人で「自分が情けない」と感じているなら、それはあなただけの悩みではなく、多くの新人が通る道です。1年目のつらさについては、別記事でも詳しく書いています。
年代別に見る退職理由の傾向
退職理由は、年代やライフステージによっても変わります。現場の実感も交えて整理します。
20代:仕事内容とのミスマッチ・労働条件
「思っていた看護と違う」が起点になりやすい年代です。急性期の緊張感、夜勤の多さ、教育体制への不満などが重なります。まずは現場への適応そのものが大きな壁になります。
30代:人間関係・両立・将来への不安
リーダー業務やプリセプターを任され、調整役としてのストレスが増えます。子育てとシフトの両立に悩む人も多く、「辞めたい」より「このままでは続けられない」という感覚が強くなりがちです。
40代:労働条件・体力・家庭との両立
管理的な役割が増える一方で、慢性的な疲労や夜勤の負担がこたえてきます。家庭の介護や子育てとの両立も重なり、退職理由が一つではなく複合的になりやすい年代です。
50代以上:体力の限界・役割負担
夜勤の継続がつらくなり、健康面の不安も出てきます。管理職としての役割の重さや、家族の介護との両立など、複数の負担が重なりやすい時期です。
このように、同じ「人間関係」でも、20代は指導方法、30代はチーム内の調整、40代以降は上司との距離感というように、悩みの中身は年代で変わっていきます。
退職理由がはっきりしたら、次に考えたいこと
退職理由を整理することには、大きな意味があります。「何がいちばんつらいのか」がはっきりすると、次の行動が見えてくるからです。
つらさの原因によって、選ぶべき道は変わる
・人間関係がつらい → 職場を変えれば解決することが多い
・労働負担がつらい → 夜勤の少ない職場やクリニックへの転職が有効
・ライフイベント → 時短や日勤中心など、働き方を変えられる職場を探す
原因を一つに絞り込めると、「辞める」だけでなく「どう動くか」まで考えられるようになります。「辞めたい」と思ったとき最初にやることは、別記事でまとめています。
一人で抱えず、相談してみる
退職や転職を考えるとき、一人で悩むと視野が狭くなりがちです。看護師専門の転職サービスに相談すれば、自分の状況に合った職場を一緒に探してもらえます。今すぐ転職しなくても、「どんな選択肢があるのか」を知るだけで気持ちが軽くなります。
まとめ|あなたの退職理由は、あなただけのものじゃない
・看護師の退職理由は「人間関係・労働負担・ライフイベント」が三本柱
・新人は「適性や能力への不安・精神的な疲弊」が大きい
・年代によって悩みの中身は変わっていく
・退職理由を整理すると、次に取るべき行動が見えてくる
辞めたいと思う理由は、決してあなただけの特別なものではありません。多くの看護師が、同じように悩み、考え、それぞれの道を選んできました。
大事なのは、その理由から目をそらさず、自分にとって何がいちばんつらいのかを見つめること。そこから、あなたに合った次の一歩が見えてきます。

退職理由に「正しい・正しくない」はありません。あなたが感じているつらさは、それだけで十分動く理由になります。どうか自分の気持ちを大切にしてください。
【参考にしたデータ】
・公益社団法人 日本看護協会「病院看護実態調査」(新卒看護師の退職理由に関するデータ)





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