看護師が「辞めたい」と思ったとき最初にやること【感情に流される前に確認する3つのこと】 |

看護師が「辞めたい」と思ったとき最初にやること【感情に流される前に確認する3つのこと】

転職・キャリア

こんにちは、ハクです。

「もう辞めたい」と思ったことは、看護師なら一度はあるはずです。夜勤明けの朝、理不尽な出来事があった日、ミスをしてしまった夜。そういう瞬間に「限界かもしれない」と感じるのは、当たり前のことです。

ただ、その感情のまま動くと、後悔するケースがあります。辞めてから「別の場所でも同じだった」「もう少し続ければよかった」となるのが一番つらい。

この記事では、「辞めたい」と思ったときに感情に流される前に確認すべき3つのことをお伝えします。それでも「やっぱり辞めたい」と思うなら、そのときに動けばいい。

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この記事を書いた人

ハク救急・ICU看護師

救命救急センター勤務歴10年以上の現役ナース。認定看護師として院内教育・急変対応研修や学生への講義講師も担当。現場のリアルな経験をもとに記事を書いています。

この記事でわかること

辞めたいと思ったときに最初に確認すること・一時的な感情と本物のサインの見分け方・動き出すための最初の一歩

ハク
ハク

「辞めたい」という気持ちを否定したいわけじゃないです。ただ、消耗しきった状態で判断すると、選択肢が狭くなります。少し立ち止まってから動く方が、結果的に自分を守れます。

結論:まず「一時的な感情か、本物のサインか」を確認する

「辞めたい」には2種類あります。

・一時的な感情:つらい出来事があった直後・疲労が極限に達したとき
・本物のサイン:状況が変わっても消えない・1年以上続いている

どちらかによって、次の行動が変わります。一時的な感情なら、まず休むことが先です。本物のサインなら、転職を本気で考えるタイミングです。

辞めたいと思う状態が続いているかどうか判断するためのサインは別記事でまとめています。

看護師が転職を決断すべきサイン7つ【救急ナースの本音】
「転職したいけど踏み出せない」そう感じているなら、すでにサインが出ているかもしれません。救急外来10年以上の現役看護師が、転職を決断すべき7つのサインを感情・身体・キャリアの変化から解説します。

確認すること①:「いつから」辞めたいと思っているか

「辞めたい」という気持ちが出てきた時期を振り返ってみてください。

・特定の出来事がきっかけ→一時的な感情の可能性が高い
・いつからか思い出せないくらい前から→本物のサインの可能性が高い

夜勤明けや、インシデントがあった直後は判断力が落ちています。そのタイミングで「辞める・辞めない」を決めるのは危険です。まず1〜2日休んでから、もう一度自分の気持ちを確認してみてください。

僕自身も、救急外来で特に過酷な夜勤が続いた時期に「もう無理かもしれない」と思ったことがあります。でも数日休んで体力が戻ると、気持ちも少し変わりました。すべてがそうではないですが、疲労と感情は切り離して考えることが大切です。

確認すること②:「何が」辞めたい原因になっているか

辞めたい理由を具体的に書き出してみてください。

よくある原因は大きく3つに分かれます。

・職場環境(人間関係・師長・シフト)
・業務内容(科・仕事量・スキルとのミスマッチ)
・待遇(給料・休日・夜勤の回数)

原因によって対策が変わります。

職場環境が原因なら、同じ病院内の異動で解決することもあります。転職の前に異動希望を出すという選択肢があります。

業務内容が原因なら、科を変えるか転職で解決できる場合が多いです。「救急がつらい」なら外来やクリニックへの転職で大きく改善するケースがあります。

待遇が原因なら、転職がもっとも効果的な解決策です。給料・休日・夜勤の条件は、職場を変えないと変わりません。

給料の実態については別記事でまとめています。

今の職場で給料を上げる方法【救急看護師が実践した3つのこと】
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確認すること③:「辞めた後」をイメージできているか

「今の職場を辞めたい」という気持ちと、「辞めた後にどうしたいか」は別の話です。

辞めた後のイメージが何もない状態で動くと、辞めることがゴールになってしまいます。次の職場でも同じ問題にぶつかったとき、また「辞めたい」に戻るループになりやすいです。

辞めた後に「どんな職場で働きたいか」を少しでも考えておくと、転職活動の方向性が定まります。

・夜勤をなくしたい
・給料を上げたい
・急性期以外の科を経験したい
・子育てと両立できる環境にしたい

ざっくりでいいです。「今より〇〇したい」という軸を1つ持っておくだけで、転職エージェントへの相談がスムーズになります。

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3つ確認した上で「それでも辞めたい」なら動いていい

「いつから」「何が原因か」「辞めた後のイメージ」を確認した上で、それでも「やっぱり辞めたい」という気持ちが変わらないなら、動き出すタイミングです。

転職活動は始めたからといって必ず辞めなければいけないわけではありません。情報収集だけして「今の職場の方がよかった」と気づくこともありますし、いい求人を見つけて動き出すこともあります。

まず「外の世界を知る」だけでいい。それだけで気持ちがラクになることがあります。

転職を動き出すタイミングについては別記事でまとめています。

看護師が転職するベストなタイミングはいつ?【経験者が解説】
看護師の転職に最適なタイミングを、救急看護師の経験をもとに解説。時期・年次・ライフイベントの観点から、後悔しない転職の進め方をお伝えします。

転職エージェントの選び方については比較記事も参考にしてみてください。

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「辞めたい」を繰り返さないために

転職して環境を変えても、「辞めたい」が繰り返される人がいます。共通しているのは、「今の職場から逃げたい」という気持ちだけで動いていることです。

転職で変えられることと、変えられないことがあります。

転職で変えられること
・給料・夜勤の回数・通勤時間
・人間関係(職場を変えることでリセットできる)
・診療科・病院の規模・働き方

転職では変えられないこと
・自分のコミュニケーションのクセ
・仕事への向き合い方・考え方
・看護師という仕事そのものへの向き不向き

「どこに行っても人間関係がうまくいかない」「何度転職しても同じ問題にぶつかる」という場合は、環境ではなく自分自身のパターンを見直す必要があるかもしれません。

バーンアウトのサインと対処法についても参考にしてみてください。

看護師が燃え尽きる前にやるべきこと【バーンアウトのサインと対処法】
看護師のバーンアウト(燃え尽き症候群)のサインと対処法を現役ERナースが解説。「なんかしんどい」が続いているなら、早めに読んでほしい内容です。

まとめ

「辞めたい」と思ったとき、感情のまま動く前に確認すること3つをまとめます。

・「いつから」辞めたいと思っているか→一時的か本物のサインかを見極める
・「何が」原因か→職場環境・業務内容・待遇で対策が変わる
・「辞めた後」をイメージできているか→ゴールを決めてから動く

看護師の転職全体の進め方は、完全ガイドにまとめています。あわせてどうぞ。

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3つ確認した上でそれでも辞めたいなら、動いていい。転職活動を始めることと、辞めることは別です。まず情報収集から始めてみてください。

ハク
ハク

「辞めたい」と思うこと自体は、弱さじゃないです。それだけ真剣に仕事と向き合っているということでもあります。ただ、消耗した状態での判断は後悔しやすい。少しだけ立ち止まってから動くことが、自分を守る一番の方法だと思っています。

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