看護師の仕事に疲れて辞めたいときは?退職を決める前にできること

転職・キャリア

こんにちは、ハクです。

「看護師の仕事に疲れた。もう辞めたい」

忙しい勤務が続いたときや、頑張っても報われていないと感じたときに、そんな気持ちが頭をよぎることはありませんか。

それでも、家族の生活や収入、今の職場の人間関係を考えると、すぐには辞めると決められない。少し落ち着くと「このまま働けるかも」と思い、また忙しくなると辞めたくなる。僕にも、そんな気持ちの波があります。

もし今、あなたが同じように揺れているなら、それは決しておかしなことではありません。

仕事に疲れて辞めたいときは、まず体調を確認し、何が負担になっているのかを整理しましょう。退職を決めていなくても、相談や勤務の調整、他の職場の情報収集は始められます。

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この記事を書いた人

ハク救急・ICU看護師

救命救急センター勤務歴10年以上の現役ナース。認定看護師として院内教育・急変対応研修や学生への講義講師も担当。現場のリアルな経験をもとに記事を書いています。

この記事では、救急で10年以上働く僕の経験も交えながら、疲れて辞めたいと感じたときにできることを紹介します。今すぐ結論を出すためではなく、自分に合う次の一歩を見つけるために読んでみてください。

この記事でわかること

・疲れて辞めたいときに、最初に確認すること
・何に疲れているのかを整理する方法
・困っている内容に合わせた相談先と、勤務調整の選択肢
・転職を決める前にできる情報収集

ハク
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僕も、忙しさが続くと辞めたい気持ちが強くなります。落ち着いた日に「まだ働ける」と思っても、気になっていた待遇や仕事量まで変わったわけではありません。その両方を見ながら、一緒に考えていきましょう。

看護師の仕事に疲れて辞めたいときは、まず体調を確認する

最初にお伝えしたいのは、転職の話よりも先に、あなたの体のことです。

眠れない、食べられないなどの不調が続いているときは、転職の検討とあわせて、早めに産業医や医療機関へ相談してください。

厚生労働省の「こころの耳」でも、睡眠や食欲に影響が出ている場合は、早めの産業医への相談や受診を勧めています。

参考:厚生労働省「こころの耳」睡眠に関するQ&A

「辞めると決めてから相談する」「あと何日か我慢してから考える」と、順番を決める必要はありません。体調がつらく、勤務を続けることが難しいと感じる場合は、その状況を上司や相談先に伝えましょう。

たとえば、次のように伝えると、今困っていることを共有しやすくなります。

「眠れない日が続いていて、次の勤務が不安です。勤務の調整と、相談できる窓口について話したいです」

疲れているときに、退職後の生活や転職先まで一度に考えるのは、とても負担になります。今日は休むための連絡をする、相談先を一つ確認する。そんな小さな行動から始めてください。

辞めたい気持ちに波があっても、負担を軽く扱わない

体調への対応が見えてきたら、次は気持ちの波について考えてみましょう。

気持ちが落ち着く日があることだけで、職場の問題が解決したとは判断できません。 「一時的な感情か、本物のサインか」と二つに分けるより、気持ちが強くなる場面と、繰り返している負担を見てみましょう。

僕の場合、忙しい勤務が続くと辞めたい気持ちが強くなります。

救急車の受け入れを断らずに働き、病院の収益にも貢献しているつもりなのに、自分には還元されていないと感じる。そんなとき、「何のために頑張っているんだろう」と思うことがあります。

これは病院の収支を調べた話ではなく、働く中で僕が感じている不満です。身体の疲れだけでなく、仕事の負担と待遇への納得感も関係しているのだと思います。

また、毎日の仕事がルーチンのように感じられると、忙しさとは別に「違う働き方でもいいのでは」と考えることもあります。

訪問看護や慢性期病院が気になることもあります。ただ、どこでも負担が軽く、給料が高いとは限りません。実際の業務や勤務条件を確認してから比べる必要があります。

あなたも、余裕があるときに、次の3つを短くメモしてみてください。

・どんな勤務や出来事のあとに、辞めたい気持ちが強くなるか
・気持ちが落ち着いている日にも、何が気になっているか
・何が変われば、今より働きやすくなりそうか

「辞めたいと思って何か月たったか」だけで、続けるか辞めるかを決める必要はありません。今の職場を見直す判断材料は、こちらの記事にまとめています。

【関連記事】看護師の辞めどきは?今の職場を見直す7つのサインと判断の目安

何に疲れているのか整理する|仕事量・待遇・人間関係

仕事量・夜勤/給料・評価/人間関係・教育体制の3分類を、ハクがチェックして整理する図

「疲れた」の中身は、人によって違います。

辞めたい理由は、複数重なっていても構いません。 一つの原因に決めるより、今いちばん負担になっていることから書き出してみましょう。

仕事量や夜勤が負担になっている

「看護の仕事が嫌い」というより、次のようなことに疲れている場合もあります。

・休憩を取りにくい
・残業が続く
・夜勤と家庭の生活を両立しづらい

残業が多い勤務や、夜勤の回数、生活に困っている場面をメモしておくと、勤務調整の相談で伝えやすくなります。患者さんの名前など、個人が分かる情報は書かないようにしましょう。

頑張りに対して、給料や評価に納得できない

僕のように、仕事量に見合う待遇だと感じられないことが、辞めたい理由になる場合もあります。そう感じるのは、あなたがわがままだからではありません。

まずは、基本給、手当、残業代など、自分の給与の内訳を確認してみてください。他の職場と比べる場合も、月給だけでなく、夜勤や残業、賞与などの条件をそろえて見ることが大切です。

給料を上げる方法については、こちらの記事でも整理しています。

【関連記事】今の職場で給料を上げる方法【救急看護師が実践した3つのこと】

人間関係や教育体制がつらい

誰との、どんなやり取りが負担なのかを具体的にすると、相談したい内容が整理しやすくなります。相手が上司の場合は、その人だけに相談先を限定する必要はありません。

人間関係の問題を、すべて自分の性格やコミュニケーションのせいにする必要もありません。職場の体制や相手の言動を含めて考えましょう。

辞めたいときの相談先は、困っている内容で選ぶ

体調 → 産業医・医療機関/勤務条件 → 上司・人事/次の働き方 → 情報収集・転職サービスという分岐図

気持ちや理由がまとまっていなくても、相談して構いません。困っている内容に合わせて、話す相手を選びましょう。

相談先は、体調のこと、勤務条件のこと、次の働き方のことで分けると選びやすくなります。 転職サービスに登録することだけが、相談の方法ではありません。

体調や気持ちのつらさは、産業医・医療機関・相談窓口へ

眠れない、食欲が落ちているなどの不調は、産業医や医療機関に相談しましょう。身近な人に話しづらい場合は、公的な相談窓口も選択肢になります。

厚生労働省の「こころの耳」には、働く人のメンタルヘルスに関する相談窓口の案内があります。対応する相談内容や受付時間を確認して利用してください。

厚生労働省「こころの耳」相談窓口案内

勤務や待遇は、上司・人事・労働に関する相談窓口へ

シフトや業務分担の調整については、相談できる上司や人事などに、具体的に困っていることを伝えてみましょう。

「辞めたいです」と結論を伝える前でも、「夜勤が続くと生活が回らないので、回数を調整できるか相談したい」と話すことはできます。

職場の外で制度や相談先を確認したい場合は、日本看護協会の「ナースのはたらく時間・相談窓口」もあります。労働時間や夜勤、休日・休暇、処遇改善などについて情報提供を行う窓口で、個別の事案を調査・判断する機関ではありません。

日本看護協会「ナースのはたらく時間・相談窓口」

今の職場で変えられることと、他の職場で確認したいことを分ける

相談や勤務調整、異動で変えられることがあるかを確認しながら、他の職場の条件も調べてみましょう。 全部試し終えるまで転職を考えてはいけない、ということではありません。

たとえば、今の部署の夜勤が負担なら回数の調整や異動を相談する。病院全体の給与体系に不満があるなら、周辺の求人と比較する。そんな考え方です。

相談した場合は、「何を変えられそうか」「いつ頃回答がもらえるか」まで確認すると、次に考える時期が決めやすくなります。改善の見通しが分からないまま、待ち続ける必要はありません。

他の職場を調べるときは、今の負担が本当に変わりそうかを見ることが大切です。

・夜勤を減らした場合、手当を含めた収入はどうなるか
・残業や休日、通勤時間は家庭の生活に合うか
・担当する業務や、入職後の教育体制はどうなっているか
・希望する勤務条件が、実際に受け入れられるか

仕事内容の違いを確認せず、「クリニックなら楽そう」「訪問看護なら給料が高そう」と決めてしまうと、期待と実際がずれることがあります。良さそうな点と、負担になりそうな点の両方を確認してください。

転職を決めていなくても、求人や勤務条件を調べていい

情報収集を始めることと、退職を決めることは別です。 次の職場が決まっていない段階でも、どんな選択肢があるかを調べることはできます。

僕も、周りの病院の給料を調べました。ただ、家族や持ち家があり転居は難しいこと、今の職場には築いてきた人間関係があること、退職金も気になることから、転職には踏み切りませんでした。

他の職場を調べた結果、今の職場を続ける判断になることもあります。まずは、希望する地域で、自分が変えたい条件に合う求人があるかを見てみてください。

病院や施設の採用ページを自分で確認する方法もあります。条件の確認や求人探しを手伝ってほしい場合は、転職サービスも選択肢になります。看護師の求人・転職・募集なら【レバウェル看護】

利用する場合は、「まだ転職するかは決めていません。まず勤務条件を比較したいです」と伝え、連絡方法や頻度も相談しましょう。紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。

サービスごとの特徴や、利用前に確認したい点はこちらにまとめています。

【関連記事】看護師転職サイト4社を比較|現役看護師が特徴・選び方を解説【2026年】

今日できることを一つ選ぶ

仕事に疲れているときは、この記事の内容を全部実行しようとしなくて大丈夫です。今の状態に合わせて、一つだけ選んでみてください。

・体調がつらい:産業医や医療機関などに相談する
・何に疲れているか分からない:負担になった場面を一つメモする
・勤務条件を変えたい:具体的な希望を、相談できる人に伝える
・他の働き方が気になる:希望する地域の求人を一つ確認する

今すぐ退職するかどうかを決めるより、困っていることを一つ共有する、必要な情報を一つ集める。そこから始めてみましょう。

体調がつらい → 相談/原因不明 → メモ/勤務条件を変えたい → 相談/他の働き方が気になる → 求人確認の4ステップ図

まとめ|疲れて辞めたいときは、体調の確認と負担の整理から

看護師の仕事に疲れて辞めたいときは、次の3つを意識してみてください。

・体調に影響が出ているときは、早めに相談する
・気持ちの波だけで判断せず、繰り返している負担を整理する
・相談・勤務調整・異動・情報収集から、今できる行動を選ぶ

辞めたい気持ちが落ち着く日があっても、気になっていることをなかったことにする必要はありません。反対に、他の職場を調べたからといって、必ず辞める必要もありません。

自分の体調と生活を大切にしながら、今の負担を変えるためにできることを考えていきましょう。

転職活動を具体的に進める場合は、全体の流れをこちらにまとめています。

【関連記事】看護師が転職を考えたら何から始める?辞める前にやるべきことと転職の進め方

ハク
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僕は周りの病院の給料を調べましたが、転職には踏み切りませんでした。働き続ける理由も、変えたいこともあります。今すぐ答えを出すより、何が負担で、何を大切にしたいかを整理するところからで大丈夫ですよ。

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