こんにちは、ハクです。
「救急の勉強をしたいけど、どの本を選べばいいかわからない」という相談をよく受けます。書店に行っても専門書はたくさんあって、結局どれも買わずに帰ってきてしまう、ということもあるはずです。
この記事では、僕が実際に読んで役に立った救急看護関連の本を、星評価つきでランキング形式で紹介します。新人向けからベテラン向けまでレベル別にまとめているので、自分に合った1冊を見つけてみてください。
救急看護師におすすめの本8選・それぞれの特徴と星評価・レベル別の選び方

本選びで失敗すると、「難しすぎて読めなかった」「内容が薄くて参考にならなかった」となりがちです。レベルに合った本を選ぶことが、勉強を継続するコツです。
結論:レベルに応じて選べば、勉強が続けやすくなる
救急看護の本は、大きく3つのレベルに分かれます。
・入門レベル:イラストが多く、初めてでも読みやすい
・実践レベル:臨床でよく遭遇する事例に絞って解説
・専門レベル:根拠やガイドラインに基づいた専門書
新人のうちは入門レベルから始めて、慣れてきたら実践・専門レベルに進むのがおすすめです。以下、星評価つきで8冊を紹介します。
①ねころんで読める救急患者のみかた
★★★★★(5.0)
特徴
「ねころんで読める」シリーズらしく、リラックスして読める入門書です。100分で読める分量で、救急外来でナースが覚えておきたい内容を網羅しています。
おすすめポイント
・本をあまり読まない人でも読みやすい
・実践的かつ専門的な知識が身につく
・救急外来のガイドブックとして使える
こんな人に向いている
救急配属になったばかりの新人・救急の勉強を初めて始める人
②救急外来ただいま診断中
★★★★★(5.0)
特徴
医師向けの本ですが、救急外来でよく出会う疾患・症候の診かたと考え方をまとめた1冊です。Drの思考プロセスを学べる点が大きな価値です。
おすすめポイント
・救急疾患に対する知識を学べる
・Drがどう考えて診断しているかが理解できる
・医師への報告の質が上がる
注意点
Dr向けの本のため、とっつきにくさはあります。ある程度救急の基礎を理解した後に読むのがおすすめです。
こんな人に向いている
医師の思考プロセスを理解したい人・救急経験が1年以上ある人
③Dr.林のワクワク救急トリアージ
★★★★★(5.0)
特徴
イラストが多く、難しい文章や表現が一切ない読みやすさが特徴です。救急疾患に対する知識・考え方を、エンタメ性のある構成で理解できます。
おすすめポイント
・図やイラストが多く直感的に理解しやすい
・難しい専門用語に苦手意識がある人でも読み進められる
・救急疾患の考え方の基礎が身につく
注意点
経験が豊富な人にはやや物足りない可能性があります。
こんな人に向いている
救急の勉強を始めたばかりの新人・文章だけの専門書が苦手な人
④気づいて動ける急変対応
★★★★★(5.0)
特徴
臨床現場でよく遭遇する24事例について、ベテランナースの「気づき→思考→対応」のプロセスを解説しています。「いつもと違う」に対応できるようになることを目指した構成です。
おすすめポイント
・イラストや図が多く直感的に理解しやすい
・臨床でよく遭遇する事例別に解説してあり、すぐに参考にできる
・最も危険な病態に絞って解説してあるため、急変対応のポイントがおさえられる
注意点
急変対応時に必要な看護技術・手技そのものには触れられていません。考え方を学ぶための本として活用してください。
こんな人に向いている
急変対応への「気づき」を強化したい人・病棟から救急へ異動した人
⑤観察とアセスメントは解剖生理が9割(ICUナースのための解剖生理)
★★★★★(5.0)
特徴
ICU・救急の現場では、データをただ集めるだけでは不十分です。「なぜこの観察が必要なのか」を解剖生理の視点からストンと理解できる1冊です。
おすすめポイント
・観察・アセスメントの根拠が解剖生理から理解できる
・ステップアップしたい人・アセスメントに自信をつけたい人に向いている
こんな人に向いている
アセスメント力を強化したい人・ICU/救急で根拠を持って動きたい人
⑥外傷初期看護ガイドライン(JNTEC)
★★★★★(5.0)
特徴
「外傷の患者さんが来ます」というコールを聞いたときに、迷わず判断できる力を養うための参考書です。日本救急看護学会監修のガイドラインに基づいています。
おすすめポイント
・外傷看護の標準的な考え方が体系的にまとまっている
・現場力を高めるバイブル的な参考書
こんな人に向いている
外傷対応に不安がある人・救急外来で外傷患者を多く受け入れる施設で働く人
⑦急変対応クイックチェック
★★★★★(5.0)
特徴
「根拠は?」と聞かれた時に答えられるようになることを目指した1冊です。予測から症状別・疾患別の対応まで体系的にまとめられており、ポケットに入る「急変対応カード」付きです。
おすすめポイント
・パッと見でつかめる構成で、急変時にすぐ参照できる
・学生・新人ナース必携の内容
・Instagramで話題の著者によるサポートつき
こんな人に向いている
急変対応に迷わず動きたい新人・学生ナース
⑧救急・集中治療領域における緩和ケア
★★★★☆(4.5)
特徴
救急やICUの現場では、どうしても「救命」が優先されます。それは医療者に課せられた使命ですが、治療が限界に近づいた時にこそ、看護師がどう関わるかが問われます。「救命のその先」まで見据えた看護を学べる1冊です。
おすすめポイント
・救命だけでなく緩和ケアの視点を学べる
・限られた時間の中で提供できるケアについて理解が深まる
こんな人に向いている
終末期対応に関わる機会がある人・救命の先のケアに関心がある人
レベル別おすすめの選び方
新人〜配属1年目
・ねころんで読める救急患者のみかた
・Dr.林のオモシロ救急トリアージ
・急変対応クイックチェック
イラストが多く、読みやすさを重視した3冊から始めるのがおすすめです。
実践レベル(1〜3年目)
・気づいて動ける急変対応
・外傷初期看護ガイドライン(JNTEC)
事例ベースで実践的に学べる2冊です。日々の業務で「あの時の対応はどうだったか」を振り返るのに役立ちます。
専門レベル(3年目以降)
・救急外来ただいま診断中
・観察とアセスメントは解剖生理が9割
・救急・集中治療領域における緩和ケア
医師の思考・解剖生理・緩和ケアという、より深いテーマに踏み込む3冊です。
救急看護師に必要なスキルについては別記事でもまとめています。

まとめ
・救急看護の本は入門・実践・専門の3レベルに分けて選ぶと続けやすい
・新人はイラストが多く読みやすい本から始める
・実践レベルでは事例ベースの本で「気づき」を強化する
・専門レベルでは解剖生理やガイドラインに基づいた深い知識を学ぶ
本選びに迷ったときは、まず自分の今のレベルに合った1冊から始めてみてください。1冊読み切ることが、次のステップへの自信になります。

救急の知識は現場経験だけでなく、こうした本で体系的に学ぶことでより深く身につきます。気になった本があれば、ぜひ手に取ってみてください。



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